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第2回 「鳥崎川における外来魚(ブラウントラウト)現地検討協議会」



1月30日午後3時より森町公民館にて地元漁協等約12名、行政機関4名、遊漁者6名、一般の参加者数名の出席にて開催されました。


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事前資料に目を通すとこれまでのジャロに訴えたくなるような誇大・偏りな表現は無く素直に最後まで読める感じ。

道立水産孵化場内水面資源部長から報告でも放流サケ・マス稚魚の食害はサクラマスの他、アメマスやニジマスといったサケ科魚類やハナカジカなども捕食する、規模の大きい河川でブラウントラウトの生息密度が低い場合の影響は少ない等の報告があった。

在来生態系に与える影響やサクラマスとの棲み分け共存、夏季にはブラウンの食性が水生昆虫へと移行していくデータ等も示され、この問題のそもそもの発端となったサケ稚魚への被害は小と見られる報告だったと感じた。

しかしアメマスとかカモメとかにサケ稚魚が食われるのは仕方ないが、ブラウンに食べられるのは我慢できないとの漁業者意見、川の環境整備をまずきちんとして自然産卵の環境を作るべきだとの意見も出され最終着地点は前年同様(今後もダム直下からの調査は継続、サケ稚魚の放流地点である砂防ダムから下流は駆除)という形で落ち着いた。

尚、25cm以下のブラウントラウトについては魚食性が認められないとの報告より、ダム直下からの調査で採捕された20cm以下のブラウントラウトは尾数カウントのみとすると言う前進も見られた事を付け加えておきます。

今までのメディアや漁業関係者・一部釣り人を洗脳してブラウンは悪のような宗教的な布教は去り、現実的なデータが出てきた事も進展ですが、話題のすり替えなんかで垣間見られたあの一面は少し警戒しなければならないんですかね~。

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川日記


Nikon D700  Tokina AT-X PRO AF20-35㎜F2.8
by river-smith-kuro | 2010-01-31 22:52 | 雑記


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